福知山市三段池公園で、昨年松の木を害虫から守るために昨期巻き付けた「こも外し」の作業がありました。虫が活動を始める頃とされている啓蟄の時に行われ、春の訪れを告げる風物詩になっています。手際よくこもを外すとワラの中から越冬したマツクイムシなどの害虫がみられました。当日は多くの報道機関の取材があり、テレビでの放映や新聞各紙に掲載されました。また散歩中の人が足を止めて作業を眺める姿もありました。松の”腹巻き”が取り外されると美しい松の姿が現れました。

しめ縄生産部による「しめ飾り」の製作のNHK取材があり、生産部の会員の製作工程の撮影がありました。しめ縄は一年の邪気を払い、子孫繁栄と誠実・清廉潔白を象徴し、五穀豊穣を願う日本独自の慣わしです。近年では使用する藁の入手も難しく、飾りもビニール製が増えてきましたが、当シルバー人材センターの会員が製作するしめ飾りは良質な材料で丹念に手作りで製作して伝統的な日本古来の文化を大切にしています。

三段池公園で秋の風物詩、松のこも巻き作業があり、作業に従事した会員が地元の新聞社・NHKの取材がありました。こも巻きは寒さが苦手な害虫の生態を利用した伝統的な害虫の駆除方法です。害虫をこもに誘い込んで越冬させ、害虫が活動を始める来年3月にこもを外して焼却するものです。作業した会員は報道陣の多さに緊張した面持ちでしたがしっかりと松にこもを巻き付け、冬の訪れを感じました。