シルバー人材センターとは
シルバー人材センターのしくみ
シルバー人材センター(センター)とは、高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、地域社会の活性化に貢献する組織です。
センターは、原則として市町村単位に置かれており、国や地方公共団体の高齢化社会対策を支える重要な組織として、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づいて事業を行っています。当センターについては、平成24年度に知事認可を受けた公益法人です。
センターでの働き方は「生きがいを得るための就業」を目的としていますので、一定した収入(配分金)の保証はありません。
センターは、町内の家庭や企業、公共団体などから請負又は委任により仕事 (受託事業) を受注し、登録した会員の中から、知識、経験、技能をもった適任者を選んでその仕事を遂行します。仕事はセンターが責任をもって完成いたします。
事業所の社員と混在して就業する仕事や、発注者の指揮命令を必要とする仕事などの場合は、連合本部を通じて労働者派遣事業や職業紹介事業をご活用いただきます。
センターは、「自主・自立、共働・共助」の理念に基づき、会員の総意と主体的な参画により、助け合いながら仲良く共に働くことによって社会に参加し、そこに喜びや生きがいを見いだそうとする地域の高齢者が集まって組織し、自主的に運営する団体です。
シルバー人材センターに入会し、会員として働く(「就業」という)ということは、単にお金を得ることが目的ではありません。会員になっても就業や収入の保障がないからです。会員の意識調査の結果から見ても、センターに入会し仕事に就いて感じたことは「仕事ができる、働く喜びを感じる」、次いで「健康でいられるので生活にリズムがつく」があげられています。
【請負・委任契約】
センターは責任をもって、受注した仕事を就業機会として会員に提供し、会員が雇用によらない形で就業して仕事を完成(完了)させます。
【派遣契約】
センターでは、人材派遣事業も行っております。
センターに登録されている会員のうち、派遣事業で就業を希望する会員を派遣労働会員として登録し、企業へ派遣します。これまでの請負や委任による働き方だけでは対応できなかった「発注者の従業員との混在作業」や「指揮命令を受ける作業」など、多様な働き方が可能となるシルバー派遣事業を行っております。
例: 工場作業、運転業務、スーパーなどの店内業務
保育・介護施設等での補助作業 等
(法の定めにより、港湾運送業務・建設業務・警備業務・病院などにおける医療関係業務へは派遣できません。)
【請負契約と派遣契約 比較表】