公益社団法人高崎市シルバー人材センター

電話番号
027-322-0206
受付時間: 8:30 ~ 17:15

専門委員会

安全委員会

安全委員会だより

今年度、安全委員会では傷害事故・賠償事故防止のために、安全基本計画として以下の項目について策定し、重点的に安全面での会員就業のサポートを行い、事故発生の減少に尽力をしています。

 (1)新規入会時に定期的な健康診断等の奨励を行います。
 (2)作業受注時に、会員にとって適正な就業となるか確認
     を行います。
 (3)剪定、草刈作業など危険を伴う恐れのある就業に関し
     ては、必要な講習会等を開催し、安全意識向上への啓
     蒙活動を行います。
 (4)就業途上及び帰宅中の事故防止のため、警察等関係
     機関と連携し必要な講習会を開催します。
 (5)刈払作業時のナイロンロープ使用の制限と、使用時の
     注意徹底をします。
 (6)剪定作業時の転落防止のため、ロープ等での三脚固定や作業者の安全確保のための
     安全ベルト着用の徹底を進めます。
 (7)安全委員等により各就業先の巡回を行い、指導を行います。
 (8)緊急時の迅速な対応の為、連絡網などのシステムの強化を行います。

また、最重要課題として、刈払機による飛散事故及び剪定作業による落下事故等への対応として、下記項目を重点とし、安全パトロールなどを行い、事故減少に努めます。

 ① 会員・役職員全員参加による一声運動の実施
 ② 作業前の安全対策の徹底
   ● 作業前、朝の安全ミーティング
   ● 現場での指差し呼称による相互確認
 ③ 安全委員による安全巡回の実施
   ● チェックシートを使用し、安全委員と会員とで作業状況を細かく確認することにより、
    委員と会員との間で安全意識が高まるとともに、コミュニケーションを高めていく。
 ④ 各種講習会の実施
   ● 普通救命講習会 (AED使用方法 他)
   ● 刈払機取扱者安全衛生講習会
   ● 交通安全講習会 「事故に遭わないように」

ヒヤリ・ハット事例

会員の皆さんから、幸い事故にならなかったが、思わずヒヤッとしたり、ハッとした事例が多数寄せられました。今年の4月から6月までの3ヵ月間の事例で、事故にならなかったケースが53件、事故になってしまったケースが7件で合計60件です。

今回は代表的な事例を紹介します。事例を参考にして事故に遭わないよう気をつけてください。「俺は大丈夫、私は平気だよ」の慣れが要注意ですよ!

ヒヤッとしたケース(53件)

共通しているのは、安全帯や履物の大事さや現場で足元を確認することの大事さです。二つのことはちょっとした事なので、おろそかになりがちですが、ケガをして悔やんでも遅いですよ。

★ブロックや枝に手足をかけようと思ったら折れて転倒しそうになった
 7人の方が経験しました。面倒がらずに足場を確認し、脚立を必ず使うようにしましょう。
 ケガをしてからでは遅いですよ!

★高いところで足を踏み外したけれど安全帯をしていて助かった
 4人の方が経験しました。この場合、安全帯をしていなければ大ケガになったと思います。
 安全帯は効果があるので必ず使いましょう!

★脚立の段を踏み違えた、両手に道具を持って上り下りして落ちそうになった、脚立の立て方が悪く、ぐらついて落ちそうになった
 この他にも脚立の事例は多数寄せられています。
 足元の確認と靴底が薄く動きやすい地下足袋などの履物も大事ですね!

★コンクリートの段差や集水桝などの障害物に気づかなかったため転びそうになった
 動きやすい履物をはいて足元の滑りや、つまずきへの注意が大事です。
 転んで膝を打ったり大けがにつながりますよ!

事故に遭ってしまったケース(7件)

ベテランの人でも慣れからくるちょっとした不注意が事故の原因となっています。代表的な事例をあげてみましょう。

★除草中に足を滑らせ、左足かかとを骨折
 慣れた場所なので、足元や履物の確認がおろそかになっていたようです。

★軽トラックから梅コンテナを降ろす際、足を滑らせ左脇腹を打撲
 慣れた作業だったので、足元や履物の確認がおろそかになっていたようです。

★自転車で就業途上、交通事故により腰を強打
 交差点の手前で一時停止をしてはいたが、肝心の左右の確認をおろそかにしてしまったよう
 です。

センターでは、これからも安全委員会を通じて、会員の皆さんがヒヤッとしたり、ハッとした経験を募集していきますので協力をお願いします。

総務委員会

総務委員会だより

当センターの総務委員会活動内容は専門委員会設置規程によりますと下記の通りとなっております。
 ☆ 会員の新規加入促進に関する事
 ☆ 事業計画及び財務に関する事
 ☆ 関係諸機関との連絡調整に関する事
 ☆ センターの諸行事に関する事

当委員会メンバー6名のうち、今年8月より5名が交替し、高橋眞寛委員以外は新たなメンバーで構成されることになりましたが、歴代の総務委員会各位の築かれた伝統ある活動を十分継承すると共に、新たな時代の流れに即した提案ができる委員会でありたいとメンバー全員が決意しています。今後、委員会として取り組む施策といたしましては、

① センターの諸行事、第五回定時総会における運営について
  特に総会セレモニー案件のノミネート、並びに案件絞り込み

② 地域班、職域班の見直しについて
  特に長年の懸案事項となっております職域班の役割と活動について、まず班活動推進のため
  の組織体制づくりに向かって問題点の洗い出し、検討からスタートしたいと考えています。

③ 高齢者生活支援事業について
  改正介護保険法に基づき、段階的に市町村が主体となって実施する「介護予防日常生活支援
  総合事業」施行に十分対応できる組織陣容体制、並びに生活支援サービスの問題点の洗い出
  し等を考えています。

また、最重要課題として、刈払機による飛散事故及び剪定作業による落下事故等への対応として、下記項目を重点とし、安全パトロールなどを行い、事故減少に努めます。

ボランティア委員会

ボランティア委員会だより

平成24年4月、当センターは公益法人に生まれ変わり、公益社団法人高崎市シルバー人材センターになりました。これに伴い、本部や連絡所は各地域との一層の交流、情報交換、地域の特性を生かしたボランティア事業などに取り組み、地域への貢献・還元が強く望まれています。

これに対応するため、当センターは平成24年6月の理事会で、「環境基金」が行っていたボランティア事業の一部を引き継いだボランティア委員会の設置を決め、7月の理事会で委員の人選を行いました。その結果、地区担当理事全員が委員となってボランティア活動を組織として推進していくことになりました。以下に現在実施している主なボランティア活動を記載します。

本部では
 ● 廃食用油回収事業(月1回2日間、その他随時)
 ● ペットボトルキャップ回収事業(年3回 7・11・12月)
 ● 環状線清掃ボランティア(年1回11月、参加者約50名)
 ● 「シルバーの日」開催(年1回11月、もてなし広場で行われる人情市に合わせて、野菜・
  手芸品・リフォーム衣類の販売や刃物砥ぎ・入会相談・チラシ配布等)

倉渕連絡所では
 ● 倉渕夏祭りへの参加(年1回8月、チラシ配布普及活動)
 ● 道路の清掃・缶拾いボランティア(年1回10月)

北部連絡所では
 ● 「みのわの里きつねの嫁入り」への参加(年1回10月、チラシ配布普及活動)
  【旧箕郷地区】
 ● 芝桜公園除草作業ボランティア(年1回10月)【旧箕郷地区】
 ● 「群馬福祉ふれあい祭りへの参加(年1回10月、刃物砥ぎボランティア)
  【旧群馬町地区】

吉井連絡所では
 ● 吉井秋祭りへの参加(年1回11月、リサイクル品等の販売とチラシ配布普及活動)
 ● 公園清掃ボランティア(年1回11月)

新町地区では
 ● しんまち商工祭への参加(年1回11月、農産物やリサイクル品販売)

ボランティア委員会が発足してから約2年が経過した現在、事業は順調に周囲から理解され、定着しております。これからも会員皆様の温かいご支援・ご協力を賜り、より活発なボランティア活動を行っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。

                                  委員長 中島英男

廃食用油回収事業

「高崎市くらしの会」及びに「遊技場組合」との協力による廃食用油の回収は、月初めの水・木曜日の2日間、7カ所の公民館と数カ所の遊技場を回って回収します。その他にも数校の中学校やいくつかの施設が回収場所を設置してこの活動に取り組み始めており、回収場所がますます広がっています。

本部には、以前から廃食用油の回収ボックスが設置されていますが、環境問題を考える市民の方々が、使用済みの食用油はもちろん、未使用で古くなってしまった食用油を持ち込みしてくれる方が絶えません。

回収した食用油は、玉村町の「NPO法人 環境リサイクルサポート」が回収に来てくれます。そこでは、廃食用油から石油代替燃料として使用可能なバイオディーゼル燃料を製造しており、廃食用油を使った資源リサイクルシステムをめざした循環モデル事業を進めています。今後も当センターボランティア委員会では、「家庭から出る『使用済み天ぷら油』で環境を守る取り組みに協力していきます。

ペットボトルキャップ回収事業

市内小・中学校では、「たかさき地球市民環境会議」の教育部会と連携してペットボトルキャップの回収を実施しています。

各校で集めたペットボトルキャップを当センターが回収し、リサイクル業者へ搬入します。そのお手伝いが当センターの主な仕事です。年に3回、7月・11月・2月に回収で伺う学校は約50校ありますが、各校の熱心な取り組みの成果が現れ、1回当たりの総回収量は45リットル袋で400袋以上にもなります。

回収したペットボトルキャップは、高浜クリーンセンターの近くにある㈱群成舎の榛名リサイクルセンターへ搬入します。その収益金は、「世界の子どもにワクチンを日本委員会(JCV)」へ募金として届き、支援を受ける国々の子供たちが、ワクチンを接種できる活動に協力しています。今後とも当センターでは、この有意義な活動がより広がっていくように協力していきたいと考えています。