シルバー派遣事業
シルバー派遣事業とは
シルバー人材センターは、一般家庭、民間企業、公共団体などから引き受けた仕事を、会員の希望や能力に応じて提供しています。 その形態は、「請負・委任」「無料職業紹介」が中心でしたが、平成17年度から「一般労働者派遣」も行えるようになりました。 請負の場合は、雇用関係や発注者からの指揮命令が発生しないため、簡単な作業が主流です。
これが一般労働者派遣になると、会員とセンターとの間に雇用関係が結ばれ、発注者から指揮命令を受けられるようになります。 そのため、派遣先の企業の一員として、より自分の技術や知識・経験を活かして弾力的に働くことができます。 労働人口の減少に伴い、今後ますます派遣事業が増加するとされています。
シルバー派遣事業の特徴
シルバー派遣事業は、シルバー人材センター事業の一環として行われるものですから、あくまでも
■臨時的かつ短期的な就業 ・・・ 概ね月10日程度以内の就業
■その他の軽易な業務 ・・・・・ 1週間あたりの就業時間が概ね20時間を超えないもの
の範囲になります。
企業には社会保険、雇用保険、労災保険の事業主負担がなく経営的にメリットがあるほか、会員には労働基準法が適用され労働者としての各種権利があり、より働きやすい環境です。
スーパーマーケットでの品出し・カゴカート整理・商品管理・清掃、工場内の軽作業、公園の管理、駐車場の管理、養護老人施設等での介護補助(室内清掃・洗濯・食事片付け等)、建築資材の整理、バスの車掌、食肉工場内での軽作業、温泉施設の清掃、一般経理事務 に現在派遣を行っています。
労働者派遣の仕組みって
シルバー人材センターとの間に正式な雇用関係を交わした会員が、派遣先事業所の指揮・命令のもとで就業します。 就業の対価は、賃金としてシルバー人材センターから支払われます。