公益社団法人甲賀市シルバー人材センター

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剪定枝葉チップリサイクル事業

剪定枝葉チップリサイクル事業

甲賀市シルバー人材センターは、独自事業として樹木剪定作業後に発生する枝葉等をチップ化して、熟成堆肥を生成する『剪定枝葉チップリサイクル事業』に取り組んでいます。

有害物質を含まない良質のチップと近江米の米ぬかを使った有機堆肥なので、安心して土壌づくりに使用していただけます!

★事業のあらまし

『捨てるのがもったいない』が原点です!
樹木剪定作業後に発生する枝葉等を再利用する為に、高速粉砕処理機(中型チッパーシュレッダ)を導入し、発注者から依頼を受けた剪定作業後に発生した枝葉等を集積場に集め、粉砕処理(チップ化)し、限られた資源の有効活用を図ります。


このチップを街路樹の根元や公園の遊歩道、茶畑等にマルチングします。
チップをマルチングすることにより草よけと旱魃防止の敷材として利用することができます。
また、このチップと鶏ふん、米ぬか、発酵菌を混ぜ合わせ、約半年間熟成させ堆肥(土壌改良材)として袋詰めし、安全な堆肥として地域の皆さんに販売提供する一方で、会員の就業機会の拡大を図ります。


このように、剪定枝葉チップリサイクル事業は、剪定くずをマルチング、堆肥に有効活用し焼却、野積みしないことによって、大気汚染や地球温暖化を防ぎ、環境にやさしいまちづくりに貢献していると考えられます。

★取り組みのきっかけ

シルバーに依頼される作業の中でも大半を占めるのが剪定作業です。
発生する膨大な量の枝葉は、野焼きや山林へ野積みされてきました。
『剪定後の枝葉等をどのように処理したらよいのか?』
大気汚染などの環境問題が関心を集めるなか、これは大きな課題でした。
そこで会員と共に考えついたのが、この剪定枝葉チップリサイクル事業でした。

★堆肥の活用

この事業で出来上がった堆肥を実際に畑で使用して、地元の特産品である『かんぴょう』などの農作物を育て、堆肥の出来具合や土壌の状態を観察し、今後の堆肥作りの参考にしています。

また、育った『かんぴょう』は天日干しして袋詰めし、製品として地域の皆さんに販売しています。
このかんぴょう作りを通して、シルバー世代が次世代の方に、『もの作り』を伝承するきっかけになれば・・・とも考えています。
(※現在、かんぴょう栽培事業として取り組み中)

★これからも良質の堆肥作りを追い求めて

環境問題への意識 ・ 関心を高めるこの『剪定枝葉チップリサイクル事業』に携わる事に誇りをもち、安くて良質な堆肥を消費者の方に提供できるよう努力していきたいと考えております。

剪定枝葉チップリサイクル事業堆肥製造工程

ひとつひとつの工程を高齢者ならではの根気の良さで丁寧に仕上げていきます。

1.剪定後の枝葉をチップ化

チッパーシュレッダで枝葉をチップ状に粉砕する。

2.破砕後のチップの仕込み

粉砕後のチップに、米ぬか、鶏ふん、発酵菌をまぜ水分を調整して、仕込む。

3.切返し作業

完成までの約半年間に、約4,5回切返しを行う。

4.完成・用途

半年後、完熟堆肥として完成!
通気性・保水性があり、豊潤な土作りに最適です。

★ 商品概要 ★

商品名:コンポ水口2000
             (1袋20㍑入り・160円)

肥料販売業務届出番号1027号
特殊肥料生産業者届出番号327号


≪主要な成分含有量≫
窒素全量 0.8%  りん酸全量 0.5%
カリ全量 0.5%  炭素窒素比 33